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      武夷山の茶畑

武夷岩茶

 

武夷岩茶は福建省にある武夷山という岩山で育った茶樹から作られた烏龍茶のこと。
何種類かの岩茶をブレンドして、武夷岩茶としている場合があるが、武夷岩茶という茶樹はない。

青茶(烏龍茶)は清代に開発された製法だが、この岩山で育つ茶樹から摘まれる茶葉でつくられる茶は、明代から最高品と言われ、皇帝への献上品(貢茶)として使われていた。
この武夷岩茶の茶樹や製法を元にして各地の烏龍茶が出来た。

武夷岩茶が育つ武夷山は「世界文化遺産」にも選ばれ、竹でつくった筏が流れる九曲渓がある武夷山自然風景地区の北部にある奇岩が水墨画のように並んでいる地区で三六峰九九岩からなってる。

 

武夷山で出来る烏龍茶は平坦な場所や、切り開いた山に茶樹を植えるのではなく、岩のくぼ地や岩の隙間を利用するので、多くの収穫量は望めない稀少品。
種類には「大紅袍」や「白鶏冠」「鉄羅漢」「水金亀」の四大岩茶、これらに「半天腰」を加えた五大奇種などがある。
現在は武夷山の麓の茶畑で、原木からの接ぎ木でつくられた岩茶?(州茶)が出回っている。

武夷岩茶は「岩骨」(エンクー)と言われ、焙煎が強く七八煎(せん)いれても重厚なコクがある。
口に入れたときからのど越しまで独特の香味があり、岩韵(ガンイン)といわれる後味が長く続くという特徴を持っている。

現在も中国への国賓級のゲストには、最高級の「大紅袍」が使われるそうです。
原木の茶樹からつくられる大紅袍は、ほとんどが政府に納められ、一部だけが市場に出るため大変高価。
日本で買える大紅袍は、接ぎ木からつくられた2〜3、4世の茶葉だけ。

現在は岩茶の品質を守るため、『国家質量監督検験検疫総局(AQSIQ)』が< 茶葉の品質を認めた岩茶生産者に認証を発行するようになりました。

武夷山イメージ
     
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■代表的な武夷岩茶
  大紅袍・鉄羅漢・白鶏冠・水金亀・肉桂 ・半天腰・千里香など多くの種類がある。
   
■武夷岩茶の歴史
  明代の末から武夷茶が当代随一の名茶として上流階級からもてはやされた。
清代の詩人、袁枚(えんまい)の『随園食單』という料理の本で武夷茶を天下の名品と書いています。
また、陸廷燦(りくていさん)の『続茶経』には武夷茶の分類を岩茶、州茶という名前で分けている。
   
■武夷岩茶の分類
 

現在の分類は、統一上・特級・一級・二級などに分けられている。

しかし、市場では昔からの分類も行われている。
「名岩名重」(大紅袍など)・「普通名重」・「極品茶」・「特級水仙」・「特級奇種」
そのほかにも、「名種」・「奇種」・「単奇種」・「提」という分け方もあった。

   
  ▼生産地域による分類
 

【正岩茶】
武夷山風景区内の海抜350m以上の岩山の自然環境で育てられて収穫された茶葉です。
肥料などを与えたりはせず、岩からしみ出す成分や土地の成分などが、雨や霧の水分などで自然に流れ込んで、茶樹を育てます。

【半岩茶】
風景区の海抜350m以下の茶葉で収穫された茶葉のことです。

【洲茶】
武夷山のふもとの茶園で収穫された茶葉のことです。

日本では、この「半岩茶」や「州茶」を岩茶として取り扱っているところが多い。
「正岩茶」は、収穫量も少ないので当然高くなります。
高いから本物とは言えないかも知れませんが、安い「正岩茶」はほとんど無いと言っていいでしょう。

 
     
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